いただきもののキャベツは、包丁の葉を入れると、ザクッと大きな音を立てて割れた。
大きなキャベツをまるごと余すことなく消費すべく、「魔法の瓶詰め」という本を参考に、ザワークラウト作ることにした。ちなみに、ザワークラウトとやらは、食べたことがない。
とにかく、ざっくざくと刻んで、刻んで、キャベツに塩をふり、大きめのジップロックに詰めた。パンパンに膨らんだキャベツ袋は、枕のようだ。
キャベツから水分が出て、しんなりするのを待って重し、そのまま3日間放置した。キャベツ袋の体積は元の80%ぐらいにはなっただろうか、袋の中で一塊りとなった。そこへキャラウェイシードを加えて、瓶に無理やり詰め込んだ。
作り始めてから4日目だが、ガラス越しに見るキャベツは、まだ青い。これがさらに発酵し、お漬物らしい風貌になるらしい。しばらく冷蔵庫に置いて変化を楽しみたい。